2012年9月18日火曜日

僕はAppleのような商売がしたい

先日からiPhone5の予約が開始された。
なんと、24時間で200万台というとてつもない数量だ。これはiPhone4Sで100万台だったので2倍の数量になる。
まさに驚異的な数字なのだ。

先日のエントリーでも申し上げたことなんだけど、僕は商品の価値を高め、一般品を取り扱わなくても事務所が成り立つ商売を今後の目標としている。
僕みたいなサラリーマンが偉そうに言えることではないのだけど、僕がこよなく愛するApple製品と方向性が一致しているのだ。

Appleはハイテク企業として崇められているのだが、Googleやマイクロソフトなどという会社よりもファッションブランドのコングロマリッドであるLVMH(モエ・ヘネシールイ・ヴィトン)のような会社なのだ。あのルイ・ヴィトンやブルガリなどのブランドを抱える同社は売上が2兆円、時価総額が5兆円以上で、これより大きい日本の企業はトヨタ自動車とNTTの2社しか無い。そして、Appleはヨーロッパのファッションブランドのように、同じような機能の製品をその他のメーカーの数倍の利益を載せて売りさばく事ができる。また、マクドナルドのように大衆へプロダクトを売りさばく販売力も持ち合わせている。

実は、ハイテク機能の塊のように見えるiPhoneもAppleが開発した技術はなにもないことに気づく。デジタルカメラのCMOSセンサー、リチウムイオン電池、液晶パネル、CPU、メモリー、伝導性フィルムを利用するタッチパネル・・・これらの基礎技術に関するAppleの貢献は何もない。

Appleはこういった研究され尽くした技術を組み合わせ、洗練されたデザインのハードウェアとiOSのシームレスな連携によって他社には真似できない独自性を有しているだけなのだ。

Appleの製品を大きく分類すると "Mac" "iPhone/iPad" "iPod" の3つしか無いことが判る。たったこれだけの製品で世界一の企業になったのだ。
少ない製品に集中投資し、通常のメーカーが半年サイクルで製品を出すところを、Appleは1-2年でマイナーチェンジを行うだけだ。これだけ単一製品を長い期間に渡って販売することが出来れば開発費の償却は楽勝に終わり、利益が出続ける期間が長くなるだろう。

僕は業界は全然違えど、このモデルを見習い、3つくらいのアイテムで楽勝に食べていけるビジネスモデルを構築したいと考えている。

それは、毎年毎年、品種開発される新品種を追うのではなく、今では世の中から姿を消したような作物にスポットを当てて、うまいことストーリーを作り出す。スティーブ・ジョブズ張りのプレゼンでバイヤーサイドの心を引き付ける作戦だ。
そして可能な限り、消費量の多い作物で、常温で輸送/保管可能なものをと考えている。更に付け加えるならば、加工用としてかつて栽培されていて、一般消費者に認知されていなく、単価が低ければベストだ。

上記の条件をみたすものは、世の中に結構あったりするもので、僕もすでに幾つかの候補がある。あとは適切なマーケットにアピールできればこういった形の商売は結構行けるんじゃないだろうかと思っているのだ。

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